江東区9割案に大田区が反発 東京湾埋め立て地帰属[2017/10/16 11:55]

 東京湾にある埋立地の帰属を巡って江東区と大田区が争っている問題で、約86%を江東区、14%を大田区とする調停案が16日に正式に示されました。

 江東区と大田区は東京湾にある「中央防波堤埋立地」の帰属を巡って40年以上、争ってきました。7月に両区は都に調停を申請していて、都知事が任命した3人の自治紛争処理委員が調停案を検討してきました。16日午前に両区長は都庁で約86%を江東区、14%を大田区とする調停案の受諾を勧告されました。埋立地は2020年東京オリンピック・パラリンピックのボート・カヌーなどの競技会場としても整備が進められています。江東区の山崎孝明区長は勧告を受け止める考えを示しましたが、割合の少なかった大田区の松原忠義区長は「納得できない」として反発しています。

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