新幹線30本立往生も…台風21号で交通機関が大混乱[2017/10/23 05:54]

 超大型で強い台風21号は23日未明、静岡県に上陸しました。現在、関東甲信越などを暴風域に巻き込みながら北北東に進んでいます。各交通機関にも大きな影響が出ています。東京・JR新宿駅から報告です。

 (社会部・中條雄喜記者報告)
 激しい雨と風が強くなったり弱くなったりを繰り返しながら吹き込んできています。また、折れたビニール傘や空き缶が風に飛ばされてくる危ない状況もみられます。JR東日本によりますと、首都圏の在来線は始発から東海道線が運転を見合わせているほか、多くの主要な路線で大幅に本数を減らして運転しています。また、東海道新幹線は強風などのため、東京駅−新大阪駅の間で一時、30本の車両が立ち往生しました。始発からダイヤに影響する可能性があるということです。空の便にも影響が出ています。羽田空港を発着する便を中心に日本航空では93便、全日空では80便が欠航となっていて、合わせて約2万人に影響が出ています。改札前には「台風の影響を考えていつもより早く家を出てきた」と話すサラリーマンの人など、少しずつ通勤をする人もみられます。今後、台風の影響による混雑が予想されます。

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