東海第二原発の主要審査終了 事実上の“合格”へ[2017/10/26 20:19]

 茨城県東海村にある日本原子力発電の東海第二原発について新規制基準の主要な審査が終了し、事実上の合格が確実な見通しとなりました。

 26日、東海第二原発について原子力規制委員会の審査会合が開かれ、主要な審査が終了しました。来年1月にも事実上の合格証にあたる審査書案が取りまとめられる見通しとなりました。ただ、東海第二原発は来年11月で運転開始40年を迎えるため、原則20年の運転延長認可を得る必要もあります。安全対策費は、防潮堤をより強固にする工法に変更したことなどから、これまでの780億円から1800億円に跳ね上がりました。一方、延長認可が得られたとしても原発の半径30キロ圏に約100万人が住んでいることから現実的な避難計画を作るのは困難で、これまでのところ再稼働の見通しは立っていません。

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