「東海地震の事前予知」前提にした最後の判定会[2017/10/30 23:42]

 東海地震の予知を前提にした最後の判定会が30日に開かれました。来月からは、南海トラフ地震について情報が発表されることになります。

 定例の判定会は、大規模地震対策特別措置法に基づいて、東海地震を事前に予知することを目的に約40年にわたって開かれてきました。しかし、先月、国の検討部会が「確度の高い予測はできない」と報告しました。これを受け、来月からは気象庁が南海トラフ地震を対象に新たな情報を出すための会合を開くことになり、判定会は30日が最後となりました。今後は月に1回、南海トラフやその周辺で観測された地震と南海トラフ地震との関連性を評価して発表することになっていて、第1回の会合は来月下旬に開かれる予定です。

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