高齢ドライバー3万人以上が認知症の恐れ 警察庁[2017/11/02 11:52]

 「認知症の恐れ」がある高齢ドライバーがこの半年余りで3万人以上いたことが分かりました。

 警察庁によりますと、今年3月から9月末までに全国で75歳以上の高齢ドライバー111万人余りが認知機能の検査を受けたところ、全体の約3%にあたる3万人以上に「認知症の恐れ」があると判定されました。このうち8000人以上が免許を自主返納したり、失効になっています。高齢ドライバーが免許を自主返納する件数は増加し、今年1月から9月までに18万件以上となっていて、すでに去年1年間の件数を超えています。また、高齢ドライバーによる死亡事故件数は依然として全体の13%ほどを占めています。警察庁は限定免許の導入を検討していて、来年度中には方向性を示す方針です。

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