「袴田事件」年度内に再審判断示す方針 東京高裁[2017/11/07 08:02]

 静岡県で4人が殺害され、元プロボクサーの男性が死刑判決を受けたいわゆる「袴田事件」について、東京高裁は今年度中に再審の判断を示すことになりました。

 1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で、死刑が確定した袴田巌さん(81)について、静岡地裁は2014年に再審の開始を決めましたが、検察が即時抗告して審理が続いています。弁護側によりますと、6日の三者協議で、東京高裁は検察側と弁護側に最終意見書を提出するように求め、来年3月までに再審について判断を示す方針を明らかにしたということです。即時抗告審では、地裁で決定の根拠とされた弁護側のDNA鑑定を巡り、専門家の尋問が非公開で行われていました。

こちらも読まれています