長野県のいじめのLINE窓口 相談件数が電話の55倍[2017/11/17 07:07]

 全国で初めて無料通信アプリのLINEを使ったいじめなどの相談窓口を設けた長野県は、相談件数が電話の55倍に上ったと発表しました。

 長野県教育委員会・竹内正樹さん:「これだけ相談があったということは、子どもたちは友達にも相談するが、大人に相談したい気持ちが相当、潜在的にあった」
 長野県は9月10日から2週間にわたり、県内の中高生を対象に気軽に相談できるようLINEでの窓口を開設しました。自治体としては初めての取り組みです。その結果、1500件を超えるアクセスがあり、このうち547件の相談に対応しました。一日の件数に換算すると、電話対応の55倍の相談件数になります。一方で、導入にあたっては問い合わせ数が多いため、相談員の増員が必要となって費用が掛かるなどの課題が浮上しました。長野県教育委員会は「子どもの悩みを早い段階で解消する成果が得られた」として、来年度にも本格導入を目指したいとしています。

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