ドローンで紅葉を!秘境で見た神秘のユーシンブルー[2017/11/17 17:21]

 ドローンで見た絶景です。各地で紅葉が見頃を迎えているなか、なかなか見に行くことができない人里離れた秘境の映像をテレビ朝日取材部のドローンチームが今回、撮影しました。そこには「ユーシンブルー」と呼ばれる神秘的な青と赤く染まる紅葉のコラボレーションがありました。

 今、SNSでも話題沸騰の紅葉スポットがこの場所、神奈川県山北町の玄倉川上流に位置するユーシン渓谷。丹沢の自然美を堪能できるエリアです。山がつらなる先に雪化粧した富士山も見えてきます。紅葉が色付き始めた丹沢湖畔が旅の出発点です。気軽に行ける場所ではないので、しっかり登山装備を身に着けて向かっていきます。この丹沢湖へは東名高速大井町田から30分、バスでは富士急湘南バス、玄倉バス停が最寄りになります。あっという間に着きますが、片道3時間半かかります。行くと看板が見えてきて、よく見ると「注意クマ出没」とあります。ここからは徒歩での通行のみ可能となります。クマよけの鈴を鳴らしながらの出発です。しばらく行くと、大体、5キロぐらいの所にトンネルが見えてきます。これは新青崩隧道(しんあおくずれずいどう)という全長300メートル以上ある名所のトンネル。真っ暗ななか、数分歩くとトンネルを出ることができます。いよいよお目当ての景色目前の場所なのですが、ここからはドローンカメラを使って人の目線から鳥の目線に切り替えて絶景をご紹介します。丹沢大山国定公園内にあるユーシン渓谷熊木ダムが見えてきました。ただ、必ず水がたまっているとはいえないんです。日によって違うので、この光景に出会えるとは限りません。日の光の加減でエメラルドグリーンとかコバルトブルーに輝いています。この青色、近年、ユーシンブルーと呼ばれていて、今、SNSで大変、話題になっているブルーです。なぜ、こんなに青いのかは分からないそうです。特別に許可を頂き、水の中にカメラを入れてみました。透き通ってますね。この水面を紅葉の落葉が流れていくという光景。これは、ほとんど見ることはできません。この季節ならではです。全行程22キロ、ユーシン渓谷の紅葉。本当に美しい場所です。

こちらも読まれています