東京都の新入札制度 入札不調が前の年に比べ倍増[2017/11/23 07:06]

 参加業者が1者の場合に中止とするなど6月から試行されている東京都の新たな入札制度で、入札不調になる割合が前の年に比べて倍増していることが分かりました。

 東京都が発注する規模の大きい工事を巡っては、小池知事の主導で入札の参加業者が1者の場合は中止としたり、予定価格を事後公表するなどとした新たな入札制度が6月から試行されています。都によりますと、先月までに開札された163件のうち19%が不調となり、前の年に比べて割合が倍増しました。来年10月中旬に開業予定となっている豊洲市場の追加安全対策工事、9件の入札についても現段階での落札は2件で、7件が不調や中止となりました。都は今後、新制度の効果や弊害などの検証を進めたうえで、必要に応じて見直しを行うとしています。

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