南海トラフ地震の評価検討会を初めて開く 気象庁[2017/11/28 07:06]

 気象庁は、南海トラフ地震の情報を出すための定期的な評価検討会を初めて開きました。

 気象庁はこれまで、予知を前提とした東海地震の情報を出してきましたが、9月に行われた国の検討部会で「確度の高い予測はできない」と報告がありました。これに代わって南海トラフやその周辺で観測された地震と南海トラフ地震との関連性を評価・検討し、この結果を毎月「定例」の情報として発表することになり、その初めての評価検討会が開かれました。27日の会合では、南海トラフ地震の想定震源域で特段の変化を示すようなデータは今のところ見られず、大規模地震の発生の可能性が平常時に比べて相対的に高まったことはないとしています。

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