泊原発敷地内断層 再調査を指示 規制委員会[2017/12/08 20:57]

 原子力規制委員会は北海道電力の泊原発について、敷地内の断層が「活断層ではない」とする明確な証拠を示せるよう再調査を指示しました。

 泊原発の敷地内断層を巡って、北電は新規制基準で「活断層」と定める年代よりも前に積もった火山灰の層が地中にあるため、活断層ではないと主張していました。一方、規制委員会は、別の場所でも火山灰の層がないか北電に調査を求めていました。8日の会合で北電側は、明確な火山灰の層はなかったものの、成分の一部は見つかり、活動性を否定しましたが、規制委員会側は信頼性が十分でないとしました。北電は改めて活断層でないとする証拠を調査しますが、再稼働に向けた審査が長引くのは避けられない状況です。

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