原発事故緊急作業で被ばく 社員が白血病で労災認定[2017/12/14 05:57]

 福島第一原発で事故直後から緊急作業を行った東京電力の男性社員が、被ばくにより白血病を発症したとして労災認定されました。

 厚生労働省によりますと、東京電力の40代の男性社員は、2011年の東日本大震災で、福島第一原発の事故が起きた直後の3月から12月までの9カ月間、防護服などを着用したうえで原子炉格納容器への注水作業などにあたりました。男性が事故後の作業で被ばくした線量は96ミリシーベルトでした。男性は去年2月に白血病を発症し、現在治療中だということです。厚労省は12日、男性が業務により白血病を発症したとして労災を認めました。原発事故の対応にあたった後に病気を発症し、労災が認められたのは4人目です。

こちらも読まれています