元オウム・菊地直子被告 上告棄却で無罪確定へ(2017/12/27 10:30)

 オウム真理教の元信者・菊地直子被告(46)の無罪が確定することになりました。菊地被告は1995年の東京都庁の小包爆発事件で殺人未遂の幇助(ほうじょ)の罪に問われていましたが、最高裁が検察側の上告を棄却しました。

 菊地被告は1995年に起きたオウム真理教による都庁での小包爆発事件で爆薬の原料を運んだとして、殺人未遂の幇助の罪に問われていました。一審の東京地裁では運んだ薬物が殺人につながる認識があったとして懲役5年の判決でしたが、二審の東京高裁は「テロ行為と認識して手助けしたと認めるには合理的な疑いが残る」として逆転で無罪判決を言い渡していました。検察側はこの判決を不服として上告していましたが、最高裁は25日付で上告を退ける決定をしました。最高裁の決定では、菊地被告が爆薬の原料を運んだ際に「人の殺傷が生じる可能性」を事前に理解していたかをポイントとしています。一審の判決では、爆発物の製造に関わった井上嘉浩死刑囚が「何らかの危険な化合物を作り、何らかの活動をすること」を菊地被告が把握していて、「人を殺傷する可能性」を事前に分かっていたとしていました。しかし、最高裁は「『何らかの活動』ではあいまいで、殺傷の可能性を予測するのは難しかった」として一審の有罪判決を「不合理」だと指摘しました。今後、検察側が異議申し立てをしなければ菊地被告の無罪が確定します。

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