「正直わかんない」?“チバニアン”観光地化に課題[2018/01/01 17:48]

 今年、千葉県に歴史的な観光地が誕生するかもしれません。その名も「チバニアン」。意外に知られていない、その見所を徹底的に取材しました。

 皆さんがチバニアンだと思って見ている地層。実は別の時代のもので、本当のチバニアンは一部だけなんです。何の変哲もない崖に見えますが、杭で色分けされたところを境に、地球の磁場、つまりS極とN極の向きが変わっているんです。なかでも重要なのは、黄色と緑の地層。この年代が地球上の歴史でチバニアン、千葉の時代と名付けられる見込みです。
 千葉県生物多様性センター・奥田昌明副主幹:「77万年前の崖じゃないですか。たまたま地上に現れていて、目の前で見ることができる。こんな所は世界でも数カ所しかありません」
 しかし、課題も。一番見やすい場所は現在、立ち入り禁止。しかし、一目見ようと立ち入ってしまう人も少なくありません。
 茨城大学理学部、チバニアン研究チーム代表・岡田誠教授:「小中学校でも(見学に)かなり行くんじゃないか。現状の状態だと危険なので、もうちょっと整備されてからの方がいいかなと思いますね」

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