去年の刑法犯件数が過去最少 SNS通じた被害は増加[2018/01/18 14:48]

 去年、警察が認知した刑法犯の数が過去最少を更新したことが分かりました。一方、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じて子どもが巻き込まれる事件は増えています。

 警察庁によりますと、去年、全国の警察が認知した刑法犯の数は91万5000件余りで、戦後、最少となった前の年から8%以上、減少して過去最少を更新しました。空き巣など窃盗事件の減少が原因ですが、オレオレ詐欺などは増加していて、警察庁は犯行グループが手口を窃盗から詐欺に移行しているとみています。子どもの誘拐事件はこの5年で増加傾向にあり、中学生で40件、高校生で42件でした。SNSを通して被害に遭うケースが増加しています。また、去年7月に施行された改正刑法によって、旧強姦(ごうかん)罪から拡大された強制性交等事件は1100件ほどで、前の年から12%以上、増加しました。男性が被害を受けた事件は16件ありました。

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