「いまだ閉鎖的」オウム真理教“観察”6回目更新へ[2018/01/22 23:30]

 公安審査委員会は、団体規制法に基づくオウム真理教への観察処分を3年間、更新することを決定しました。これで6回目の更新となります。

 公安審査委員会・房村精一委員長:「依然として、松本(死刑囚)及び、松本の説くオウム真理教の教義の強い影響下にある状況が明らかになるとともに、地域社会との融和も進んでいないことなどが認められた」
 オウム真理教への観察処分は、3年ごとに公安審査委員会の審査を経て更新され、今回は「アレフ」と「ひかりの輪」に加え、新たにアレフから分かれた「山田らの集団」も対象としました。委員会は「いまだ閉鎖的で、活動状況を継続して明らかにする必要性がある」と指摘しています。教団を巡る裁判が事実上、すべて終結し、法務省などが今後、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚らの死刑執行について、本格的に検討するとみられるなか、公安調査庁は施設の立ち入り検査などを行って、教団の動向を注視するとしています。

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