溶け落ちた核燃料か 福島第一2号機の内部映像公開[2018/01/23 07:04]

 東京電力は、19日に実施した福島第一原発2号機の内部調査の映像を公開しました。

 映像の中心部分にはL字型の金属が落ちていて、その周りに小石状のものが散らばっています。また、原子炉を冷やすための水が雨のように降っています。東電は、L字型の金属は燃料を束ねる部品の一部で、小石状のものは原子炉から溶け落ちた核燃料、いわゆる「デブリ」の可能性が高いとしています。ただし、上の方にカメラを向けると、これらの部品が落ちてきたような穴は確認できませんでした。このため、2号機は原子炉の損傷が限定的と考えられるということです。他にも粘土状の堆積物が各所にこびり付いていて、東電はデブリの可能性もあるとみて解析する予定です。

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