草津白根山噴火で12人死傷 マグマ水蒸気爆発か[2018/01/24 11:45]

 群馬県の本白根山が23日に噴火して1人が死亡し、11人が重軽傷を負った事故で、24日朝から警察や消防が山頂付近で取り残された人がいないか捜索を行っていましたが、火山性微動が観測されたため中断しています。

 (社会部・古武家朋哉記者報告)
 噴火から一夜明けた草津国際スキー場では、影響がない一部のゲレンデで朝から営業が再開しています。
 スキー客:「亡くなった方がいらっしゃるということがすごくショックです。草津温泉というところが私は大好きなので、スキーに来られなくなっても草津温泉には来たいと思っています」
 朝から警察と消防が約60人態勢で山頂付近で取り残された人がいないか捜索を始めましたが、火山性微動が新たに観測されたという情報があり、一時、捜索を中断しています。また、草津白根山に詳しい東工大の野上健治教授によりますと、23日の噴火は水蒸気噴火より強いマグマ水蒸気爆発の可能性があるということです。マグマ水蒸気爆発の場合は噴火は1回では終わらないということで、今後もより慎重な観測が必要と話しています。

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