死亡した自衛官は部下をかばい… 本白根山噴火[2018/01/26 11:58]

 群馬県の本白根山の噴火で死亡した男性自衛隊員は、部下をかばって背中に噴石の直撃を受けていたことが分かりました。

 23日午前10時ごろ、本白根山が噴火して山頂付近で訓練していた自衛隊員1人が死亡、11人が重軽傷を負いました。関係者によりますと、死亡した伊沢隆行さん(49)は当時、近くにいた部下をかばって覆いかぶさった際、背中に噴石が直撃したということです。伊沢さんは病院に搬送される途中で心肺停止の状態になり、その後、病院で死亡しました。死因は背中に噴石を受けたことによる出血性ショックでした。現場では自衛隊員が訓練していたエリアを中心に、26日朝から警察が残された持ち物などを回収する作業にあたっています。

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