受動喫煙巡る都条例案、提出見送り 国と整合性必要[2018/01/30 11:53]

 東京都は来月の都議会に提出する予定だった罰則付きの受動喫煙防止に関する条例案について、提出を先送りする方針を固めました。

 都は飲食店などの施設を「原則屋内禁煙」とし、違反すると5万円以下の罰金とするなどとした条例案の検討を進めていて、来月の都議会に提出する予定でした。一方、厚生労働省も受動喫煙対策について今の国会に法案を提出する見通しで、都は整合性を図る必要があるとして来月の都議会への条例案提出を見送る方針を固めました。厚労省の法案の内容を精査したうえで、6月の議会に提出する考えです。去年、行われた都民への意見募集では、罰則を設けるなどの規制強化に「反対」と「一部反対」が半数以上を占めていました。

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