衆院選「一票の格差」 東京高裁が2件目合憲判断[2018/02/06 20:30]

 一票の格差の是正を求める弁護士グループが去年10月の衆議院選挙の無効を訴えた裁判で、東京高裁は合憲と判断し、弁護士グループの訴えを退けました。

 2つの弁護士グループは去年10月の衆院選について、一票の格差がある状態で行ったのは違憲であるとして、選挙の無効を求めて全国14の高裁・高裁支部に提訴しています。東京高裁は6日、東京都と神奈川県の一部の小選挙区のほか、東京都と南関東の比例区について判決を言い渡し、「投票価値の平等の要求に反する状態にあったとはいえない」として合憲であるとの判断を示し、弁護士グループの訴えを退けました。弁護士グループは上告する方針です。去年の衆院選の一票の格差を巡る裁判では東京高裁が先月30日にも別の弁護士グループの訴えを退けるなど、これまで全国で出た9件の判決はいずれも合憲との判断となっています。

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