かかりつけ医に初診料上乗せへ 在宅医療“後押し”[2018/02/07 22:55]

 厚生労働省は、医療機関などに支払われる診療報酬について4月からの見直し案をまとめました。

 医療サービスの公定価格である診療報酬について、厚生労働大臣の諮問機関は地域のかかりつけ医に報酬を手厚くする方針などを盛り込んだ改定案をまとめました。団塊の世代が75歳以上になる2025年を見据え、在宅医療を担うかかりつけ医の普及を後押しする狙いがあります。かかりつけ医は夜間や休日でも対応することで初診料に800円が上乗せされますが、その分、患者の負担が増えることになります。この他、情報通信技術を使った遠隔診療や看取りを行った場合に報酬が加算される内容となっています。厚労省は、入院するより自宅や施設で医療を受けられる態勢を整えていく考えです。

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