“白い悪魔”が市民生活翻弄 物流滞り命の危険も(2018/02/08 17:59)

 記録的な大雪の影響で、車などの立ち往生が発生してから8日で3日目だ。福井県内では物流が滞り、肝心の除雪車に燃料を入れられない事態も起きている。

 雪は容赦なく、8日も降り続いている。福井の北西部に位置する坂井市三国町。越前ガニの水揚げや東尋坊で有名な港町。例年、そこまで雪深くないこの地域に降り積もる雪。市民生活は困惑の度合いを深めている。街のガソリンスタンドには長い車列。灯油やガソリンを求めて、ガソリンスタンドには次々と車が来ている。突如、現れたタンク車。これは…。
 玉谷石油店・岩城清彦社長:「この人は(30キロ以上、離れた)山間地から来て、寝ずに来ているということで、大変な苦労をなさっていると」
 山間部の自治体で稼働している除雪車の燃料が不足し、にもかかわらず、定期便が届かないため、わざわざ平野部まで出向いて取りに来たのだ。スーパーの棚もこの通り。
 買い物客:「まさかこんなになるとは思わないし、なんもない!なんもないの分かって来たんやけど、ここしかないし」
 福井駅と三国を結ぶえちぜん鉄道も依然、終日運転を見合わせている。解消に向かってはいるが、国道8号にはいまだ、立ち往生し続ける車の列が連なる。乗り捨てるわけにもいかず、動き出すまで車内で待ち続けるしかないドライバーたち。ただ、こうした状況には極めて深刻な危険性が付きまとっている。これはJAF(日本自動車連盟)が車が雪で埋まった場合がどれだけ危険かを実験で示した映像。マフラーからの排出ガスは次第に車の下に滞留し始め、わずか1分後には、エアコンの導入口を通って車内に充満していく。事実、7日までに雪に埋もれた状態の車の中から心肺停止の状態で男性が見つかるという事故が2件起きていて、死因はどちらも排出ガスによる一酸化炭素中毒とみられている。自治体もフル稼働で除雪。そして、排雪に奔走しているが、日常生活を取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうだ。

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