脳やがん細胞 強く発光させる技術 理研が開発[2018/02/23 07:06]

 脳やがん細胞を強く光らせる技術の開発に理化学研究所などの研究チームが成功しました。がんの診断などに役立つということです。

 理研の宮脇敦史チームリーダーなどの研究チームが開発した技術はホタルが光る原理を応用したもので、脳やがん細胞を深いところまで強く光らせることができます。以前にこの原理で脳などを光らせる技術はありましたが、今回は使用する酵素を改良して最大1000倍の強さの光を放つようになりました。従来の技術では光が弱く、切開しないと光の観察ができませんでしたが、今回の技術では切開は必要なく、歩き回るマウスやサルの脳からの光を確認できたということです。この技術を使うことで活動する脳の場所を判別できるということで、研究チームはがんの診断や薬の開発に役立つとしています。

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