“MRI投資詐欺事件”投資家らの訴訟 日米で和解へ[2018/03/02 18:24]

 アメリカの資産運用会社「MRIインターナショナル」の投資詐欺事件を巡り、出資金の返還などを求めて日本とアメリカで投資家が起こした訴訟で、和解が成立する見通しとなりました。

 MRIインターナショナルを巡っては、投資目的で集めた1300億円余りの資金が消失したとされ、投資家が日本支店の元支店長らに対して損害賠償を求めて訴えを起こしていました。一審の東京地裁は、元支店長らに6億8000万円余りの支払いを命じる判決を言い渡し、双方が控訴していました。2日に弁護団は会見を開き、この日本国内の訴訟とアメリカ・ネバダ州の連邦地裁での訴訟を一括して和解する方向でMRI側と協議をしていることを明らかにしました。社長の資産のほか、日本支店の元支店長の資産など約42億円が和解金やアメリカの証券取引委員会が回収する民事制裁金などとして、日米の投資家約8700人に分配されることになるということです。

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