中古品売却の規制緩和へ デパートなどでも可能に[2018/03/06 13:30]

 中古品取引の規制緩和を盛り込んだ法案が6日朝に閣議決定されました。法案が成立すれば、デパートやマンションの共用部分でも衣類や本などの中古品の売却が可能となります。

 現行の古物営業法では、自宅と業者の店舗以外では中古品の売却が禁止されています。朝に閣議決定された改正法案では、業者が事前に公安委員会へ届け出ればデパートや公園、マンションの共用部分など、不特定多数の人が集まる場所での中古品の売却が認められます。また、リユース業者の全国展開が進んでいることから、法案には都道府県ごとに受ける必要があった営業許可を全国共通にして簡略化する内容も盛り込まれました。業界団体の試算では、この規制緩和で最大74億円程度の経済効果があるということです。政府は今国会での法案成立を目指していて、今年中にもより気軽に中古品を売却できるようになる見込みです。

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