新燃岳衰えず 新たな溶岩確認 噴石、火山灰に警戒[2018/03/07 11:50]

 鹿児島と宮崎の県境にある霧島山の新燃岳の噴火活動はより活発になっています。爆発的噴火が観測された2011年と比べると噴煙は前回と同じ程度まで高くなっていて、回数はわずか一日で2倍を超えています。大きな噴石が前回の範囲まで飛ぶ恐れもあり、こうした噴石や火砕流への警戒が必要です。

 新燃岳では今月1日から連続噴火が続いていて、6日に7年ぶりに爆発的噴火がありました。爆発的噴火は、6日は18回、7日も午前10時半までに11回観測されていて、午前6時15分ごろの噴火では、噴煙がこれまでで最も高い3000メートルに達したのが確認されました。気象庁によりますと、新燃岳では火口の東側などに新たな溶岩が上がっているのが確認されたということです。気象庁は、火口からおおむね3キロの範囲で、大きな噴石などへの警戒を呼び掛けていて、風下側を中心に火山灰や火山ガスなどへの注意を呼び掛けています。
 登校中の小学生:「(きのうの)下校時から爆発がひどくなって、ヘルメットと灰防止用マスクを着けている」

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