「倫理委に協会幹部」告発側、パワハラ調査に応じず[2018/03/07 11:54]

 女子レスリングの伊調馨選手を巡るパワハラ問題です。日本レスリング協会の倫理委員会が関係者へのヒアリングを第三者の弁護士に委託することを決めました。結果は倫理委員会がまとめて協会に報告するとしていますが、これについて、告発に関わった関係者がANNの取材に対し、「倫理委員会のメンバーは協会の幹部だ」と調査には応じない考えを明らかにしました。

 告発に関わったレスリング関係者:「(倫理委は)協会のトップの人たちで、一番会長に近い人だと思う。事実を隠蔽される可能性がないとは言えない。今のところ(ヒアリングに)出るつもりはありません」
 レスリング協会の倫理委員会のメンバーは5人で、このうち4人は協会の幹部です。関係者は、倫理委員会が実質的に協会と一体化していると指摘し、「第三者である内閣府の聞き取り調査に応じて真実を伝えたい」と話しています。

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