“虐待”児相に通告6万5431人 加害者4割が実の父親[2018/03/08 11:56]

 去年、警察が虐待を受けている可能性があるとして児童相談所に通告した子どもの数は全国で6万5000人を超え、過去最悪を更新しました。

 去年、警察が児童相談所に通告した子どもの数は6万5431人で、13年連続で増加し、親を殺人容疑などで検挙した数も過去最悪を更新しました。警察庁によりますと、虐待事件のうち8割が殴る蹴るなどの身体的な虐待で、加害者の4割以上が実の父親でした。去年1年間だけで0歳から16歳までの男女58人が死亡しています。ある警察庁幹部は「児童相談所が把握しても虐待を防げない場合もあり、警察が通告した子どもの多くが今も虐待されている可能性もある」として、不審な点に気付いたらすぐに110番通報してほしいとしています。

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