非行少年“戦後最少”更新も 大麻、振り込め悪化[2018/03/08 14:28]

 非行少年の数が14年連続して減少し、戦後最少を更新しました。一方で、大麻を所持したり振り込め詐欺に関わる少年は増加しています。

 去年、全国で警察に検挙された14歳から19歳までの刑法犯少年の数は2万6797人で、戦後最少を更新しました。警察庁は大部分を占める万引きなど、窃盗犯の減少が影響しているとみています。一方で、大麻を所持したなどとして検挙された少年は前の年から4割以上、増えて297人でした。特に、高校生への大麻汚染が深刻化しています。また、振り込め詐欺に加担したとして検挙された少年は478人で、過去最悪を更新しました。逮捕される可能性が高い「受け子」が7割以上で、最年少は14歳の男子中学生でした。警察庁は「詐欺グループが安い報酬で子どもを悪用している」とみて、気安く誘いに乗らないよう注意を呼び掛けています。

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