施設職員の高齢者虐待 10年連続で過去最多を更新[2018/03/10 07:08]

 介護施設を利用する高齢者が職員から虐待を受けた件数が2016年度は452件となり、10年連続で過去最多を更新したことが分かりました。

 厚生労働省によりますと、2016年度に特別養護老人ホームや有料老人ホームなどを利用している高齢者が施設の職員から虐待を受けたとして報告された件数は前の年より44件増え、452件でした。10年連続で増加していて、2007年度に調査を始めてから過去最悪となりました。また、一緒に暮らす家族などからの虐待は1万6000件を超え、このうち25人が死亡したということです。虐待の種類別では、殴る蹴るなどの身体的虐待の割合が68%と最も多く、次いで暴言などの心理的虐待が41%と続きました。

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