数十センチの噴石1.8キロまで 新燃岳で爆発的噴火[2018/03/10 17:37]

 宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島山の新燃岳で10日、爆発的な噴火が相次ぎ、気象庁は大きな噴石の警戒範囲をこれまでの3キロから4キロに拡大しました。

 気象庁によりますと、新燃岳で午前2時前と午前4時半ごろ、爆発的な噴火があり、それぞれ数十センチの噴石が火口から1.8キロまで飛びました。噴煙も今回の一連の噴火のなかでは一番高い4500メートルまで上がりました。気象庁はこれを受けて、大きな噴石が飛ぶ警戒範囲をこれまでの3キロから4キロに拡大しました。
 東京大学・中田節也教授:「(溶岩について)きのうは(火口の)ふちの所に顔を出した状態だったけど、きょうははるかに前進しています。距離にして50メートルくらい先に進んでいる」
 新燃岳の上空から専門家が調べたところ、溶岩が火口のふちから北西方向に50メートルほど流れ出ていることが確認されました。

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