遺伝情報解析で縄文人女性の“目や肌”の復元に成功[2018/03/12 23:44]

 国立科学博物館などの研究チームが縄文人の女性の遺伝情報を解析し、目や肌などの復元に成功しました。

 研究チームは、北海道の礼文島で発掘された約3800年前の縄文人の女性の歯から遺伝情報を読み取り、目や肌などを精密に復元しました。これまで瞳の色は黒で肌の色は薄いと思われてきましたが、この解析によって瞳は茶色で肌の色は濃く、髪の毛は細く、縮れていたことが分かりました。
 国立科学博物館人類研究部・篠田謙一部長:「DNAの情報を使って今まで知ることができなかった古代人の社会の在り方とか身体的な特徴とかをより詳しく分かるようになるでしょうね。そのための努力を続けていくと考えています」
 今回の解析では、この女性がお酒に強かったことも分かっています。復元された縄文女性の顔の像は、博物館で13日から一般公開されます。

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