春の訪れ告げる炎 箱根仙石原で山焼き[2018/03/15 16:55]

 神奈川県の箱根仙石原では枯れたススキを焼き払う山焼きが行われました。

 箱根仙石原は台ケ岳と麓の湿原にかけて18ヘクタールのススキ草原が広がり、神奈川の景観50選にも選ばれています。台ケ岳山頂から火がくべられると白い煙を上げながら山肌をゆっくりと焼いていきます。先週の大雨の影響でススキが湿りがちなため、なかなか炎が上がりませんでしたが、地面やススキが乾きだすと、炎は一気に舞い上がり、約2時間半かけて台ケ岳18ヘクタールを焼き尽くしました。仙石原の山焼きは古くは良いかやを採るために行われていましたが、今ではススキ草原に木々や雑草が生えないよう景観を守るために行われています。

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