両陛下から経費節約のお気持ち 高輪皇族邸の改修[2018/03/16 07:06]

 天皇陛下が退位された後の仮住まいとなる高輪皇族邸の改修について、宮内庁は予定していた運動施設などの建設を取りやめることにしました。

 宮内庁は当初、東京・港区の高輪皇族邸の改修にあたり、運動室や研究室を設けるため、敷地内に仮設の建物を建設する予定でした。しかし、その後、両陛下からなるべく経費を節約して必要最低限にとどめるようにとのお気持ちが示されたことを受け、仮設の建物を建設する計画を取りやめました。これによって数千万円程度の費用が削減できるということです。15日午後、高輪皇族邸を下見に訪れた両陛下に現場で説明をし、了承されました。両陛下は退位後に皇太子ご一家と住居を入れ替わる予定で、東宮御所の改修工事が終わるまでの間、高輪皇族邸に住まわれます。高輪皇族邸は高松宮妃喜久子さまが亡くなって以降、15年ほど使われておらず、改修工事が必要なことから宮内庁が計画を進めています。

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