サリン事件を想定したテロ対策訓練 東京五輪に向け[2018/03/16 23:49]

 東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京・池袋の地下鉄駅内で地下鉄サリン事件を想定したテロ対策訓練が行われました。

 訓練は16日、東京・豊島区の東京メトロ池袋駅の通路に、ペットボトルに入ったサリンがまかれた想定で行われました。化学兵器の処理などを行う警視庁のNBCテロ捜査隊や東京メトロの職員と消防隊員など、約50人が参加しました。訓練ではまず、通路に倒れている人とサリンとみられる不審な液体が入った容器を駅員が発見し、付近の利用客を避難させました。その後、防護服を着た隊員が倒れている人を救助し、液体の入った容器を取り除いた後、付近を除染しました。警視庁は「訓練を通じ、テロが発生した時は関係各所が現場で連携して迅速に対応できるようにしたい」としています。

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