両陛下 神武天皇祭る橿原神宮に青銅円鏡を贈られる[2018/03/19 19:15]

 天皇皇后両陛下は、初代天皇とされる神武天皇を祭る奈良県の橿原神宮に対し、青銅で作られた鏡を贈られました。

 「橿原の杜」と名付られた青銅円鏡は、直径約24センチで、裏側には八咫烏(やたがらす)などを囲むように陛下のお印である「榮」にちなんだ桐の文様が施されています。また、あかね色のひもは皇后さまが皇居の紅葉山御養蚕所で育てた「小石丸」の絹糸とお住まいの御所周辺に自生している「日本茜(あかね)」から作られた染料が使われています。両陛下はおととし、神武天皇の没後2600年の式年祭にあたり、奈良県橿原市にある橿原神宮を参拝されました。宮内庁によりますと、この時に両陛下からご下賜(かし)の意向があったことから調整を進め、銅鏡を制作して贈ったということです。

こちらも読まれています