原発事故の避難者受け入れ先 大洗町が協定締結[2018/03/27 20:52]

 日本原電の東海第二原発で重大な事故が起きた場合に備え、茨城県大洗町は千葉県の6市町と避難者受け入れの協定を結びました。

 東海第二原発の30キロ圏内には100万人近い住民がいて、重大な事故が起きた時の避難が大きな課題となっています。27日に開かれた締結式には大洗町長のほか、受け入れ先の自治体である銚子市や匝瑳市など千葉県内の6市町のトップが集まりました。協定では、受け入れ先の市町が避難所を開設し、運営を早期に大洗町に移管することや大洗町が費用を負担することが決まりました。締結にあたり、小谷隆亮大洗町長は「有事の際に1万7000人の町民を受け入れてもらう環境になり、心強い」と述べました。大洗町は協定に基づき、6月にも避難計画の素案をまとめたい考えです。

こちらも読まれています