相次ぐ無痛分娩の事故で安全対策を提言 厚労省[2018/03/29 23:32]

 事故が相次いでいる無痛分娩(ぶんべん)について、厚生労働省の研究班は、医療施設に麻酔管理者を置くことなどを盛り込んだ安全対策に関する提言をまとめました。

 出産の痛みを麻酔で和らげる無痛分娩を巡っては、妊婦が死亡するなどの事故が相次いで報告されています。厚生労働省の研究班は、医療施設に無痛分娩の麻酔管理者を置いてマニュアルを作成することや麻酔担当医が麻酔開始後30分間は妊婦を観察することなどを盛り込んだ安全対策のための提言をまとめました。また、無痛分娩を行うすべての医療機関に対し、麻酔の方法や分娩件数などをウェブサイトなどで公開するよう求めるとしています。厚労省は、来月にも提言の内容を都道府県などに通知する方針です。

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