「強制不妊手術が1000件突破」実績誇る当時のパンフ[2018/03/30 11:54]

 旧優生保護法のもと、障害者などに不妊手術が強制された問題で当時、一部の自治体で「手術件数が1000件を突破した」などと実績を誇るパンフレットを作っていました。

 旧優生保護法のもとでは、障害者ら少なくとも1万6000人以上が不妊手術を強制されました。国のまとめで、最も多くの手術が行われた北海道では「強制不妊手術が1000件を突破した」と実績を強調するパンフレットが作られ、他の自治体に配られていました。このなかで、北海道は「他府県に比べて群を抜き、全国第1位の実績を収めている」「民族衛生の立場からも多大な意義をもたらした」として実績を誇る記述も確認できます。旧優生保護法に詳しい専門家は「北海道をモデルケースにしたいとの国の思惑から、全国に配られたことも考えられる」としています。

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