船舶の温室効果ガス削減を交渉 IMO会合開幕[2018/04/10 08:02]

 地球温暖化を防ぐため、船が排出するCO2の削減に向けた国際交渉が大詰めを迎えています。日本人が初めて議長を務める世界的な会議が始まりました。

 約100カ国が参加するIMO(国際海事機関)の会合が本部のあるロンドンで開幕しました。二酸化炭素などの温室効果ガスについて、削減の幅を少なくしたい新興国とそれに反対する先進国との対立などで先送りされてきた船舶の分野で、初めて目標を設定して合意できるかが焦点です。
 IMO海洋環境保護委員会・斎藤英明議長:「日本もそうですけれども、ギリギリのところで皆、各国、協議していますので。(交渉を)乗り越えられれば、まさに議長の役割のだいご味だと思っています」
 会合は5日間、行われて日本時間の14日未明に結論が出る見通しです。

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