用水路での死亡事故多発 数十センチの溝で…なぜ?(2018/04/12 18:10)

 用水路に転落し、死亡する事故が相次いでいる。

 富山県では今年に入って用水路に転落し、死亡する事故などがすでに8件起きているという。過去10年で少なくとも203件発生していて、平均で年間20件にも及ぶ。そして、そのうちの8割が高齢者という状況だ。これには富山県ならではの理由があるという。
 一般社団法人水難学会・斎藤秀俊会長:「毎日の生活のなかで用水路をまたぐということが頻繁に行われる」
 米作りが盛んな富山県。水難学会の斎藤会長によると、網目のように整備された用水路が家と隣接する特殊な地域なのだという。そこで、古くからの習慣で用水路をまたいで移動する高齢者が多いのだという。さらに、農作業での汚れを落とすために用水路が使われるなど生活に密着していて、柵などが設置されていない場所も多い。
 事故で親族を亡くした女性:「県全体、市全体で皆が注意の箇所をもっと柵なり、網なり(事故を)防ぐようにしていったらいいなと思います」
 しかし、網目状に整備された用水路すべてに対応するのは金銭面など難しい現実もある。
 高齢者(90):「怖い。私もやっぱりなるべく行かんようにする。危ないでね」
 繰り返される用水路での事故。富山県は注意喚起のチラシの配布枚数を今年は4万枚に増やすとともに、原因調査を行うとしている。

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