長時間労働疑われる会社 6割超が“法令違反”[2018/04/23 23:38]

 過労死の労災申請があったり離職率が高かったりした会社や事業所を調査したところ、6割以上が労働基準法などに違反していたことが分かりました。

 厚生労働省によりますと、去年11月に過労死の労災申請があったり極端に離職率が高かったりした全国7635の会社や事業所を調査したところ、6割以上にあたる5029カ所で労働基準法などの違反が確認されました。違法な長時間労働があったのは2848カ所で、このうち半数近い1369カ所では最も労働時間の長い人の残業が1カ月で100時間を超えていました。また、778カ所では健康診断を行っていなかったり、長時間労働をしている人に医師との面接をさせていないなど健康被害の防止措置が取られていませんでした。厚労省は「調査結果を踏まえ、今後も長時間労働の是正に向けた取り組みを積極的に行います」としています。

こちらも読まれています