旧優生保護法 同意の不妊手術も被害調査へ[2018/04/24 08:02]

 障害者などに強制的に不妊手術が行われていた旧優生保護法の問題で、厚生労働省は同意のもとに行われた不妊手術についても被害を調べる方針を固めました。

 厚労省は23日の与党の会合で、旧優生保護法により行われた強制的な不妊手術の件数や個人が特定できる情報が残っているかどうかなど具体的な調査内容を提示しました。このなかで、調査の対象を強制的な手術だけでなく、本人が同意したとされる不妊手術にも範囲を広げる方針を明らかにしました。調査内容は26日にも都道府県などに通知して、6月末までに報告を求めます。また、手術をした病院や障がい者施設にも当時の記録が残っている可能性が高いとみて、資料を保全するよう要請する方針です。

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