社員に違法な時間外労働の疑い 日本原電が是正勧告[2018/04/24 13:09]

 茨城県の東海第二原発について、原子力規制委員会の審査を担当する社員に違法な時間外労働をさせていたとして、原発を運営する日本原電が是正勧告を受けていたことが分かりました。

 日本原電によりますと、東海第二原発の再稼働や運転延長に関して、原子力規制委員会の審査を担当している複数の社員が労使協定の上限を超える違法な時間外労働をしていたとして、東京の中央労働監督基準署から是正勧告を受けました。今年1月の定期立ち入り検査で発覚し、2月23日に勧告を受けたということです。実際の時間外労働時間や人数については明らかにしていません。東海第二原発は、11月までに規制委員会の審査に合格しないと廃炉になることが決まっていて、規制委員会からは審査に必要な書類の提出が大幅に遅れていると批判されています。

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