拉致被害者家族が訪米「今回で最後にしたい」[2018/04/30 11:50]

　北朝鮮による拉致被害者の家族が、米朝首脳会談を前にアメリカ政府関係者と面会するため成田空港を出発しました。

　横田めぐみさんの弟・横田拓也さん（49）：「多くの方にどれだけつらい問題を私たちが40年間、抱えているんだということを心で肌で感じてもらうことが大事なので、そこを意識して訴えてきたい。（拉致被害者らを）一秒でも一日でも早く、帰国させてあげたい。親世代の人たちもそんなに時間があるわけではなく、今回の訪米を最後にしたい。北朝鮮にとっても今回が最後のチャンスである」
　拉致被害者の家族らは、5月後半にも予定されている米朝首脳会談を前に、アメリカ政府に被害者救出の協力を求めるため、30日午前に成田空港を出発しました。現地ではワシントンとニューヨークを訪問して国連のシンポジウムに参加するほか、アメリカ政府の要人と面会する予定です。