裁判員裁判について最高裁長官「より国民の理解へ」[2018/05/03 08:01]

 憲法記念日にあたって最高裁の大谷直人長官が会見を開き、施行から9年を迎える裁判員裁判について「より国民の理解を得られるよう検討を進める」と話しました。

 最高裁判所・大谷直人長官:「(裁判員裁判制度を)より一層、国民の理解を得られるような運用の確立に向けた検討を進めていかなければなりません」
 大谷長官は、裁判員裁判自体の運用については「おおむね順調という評価を得ている」として、当初の期待に沿って歩んでいると述べました。また、来月から始まる司法取引について質問されると、「適切に運用されることで刑事手法が国民から一層、信頼されることを期待したい」と話しました。憲法改正の議論が活発化していることについては「国民的な議論を深めて方向性を決めるべき問題」と触れるにとどまりました。

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