「長崎と天草地方の潜伏キリシタン」世界遺産へ[2018/05/04 05:52]

 世界遺産への登録を審査していたユネスコの諮問機関は、長崎県と熊本県の「潜伏キリシタン関連遺産」を登録すべきと勧告しました。一方、鹿児島県の奄美大島などの自然遺産については見直しを求める「登録延期」を勧告しました。

 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、島原の乱の舞台となった原城跡や大浦天主堂など12の資産から構成されています。ユネスコの諮問機関は、世界文化遺産の登録にふさわしいとする「記載」の勧告を出し、来月から開かれる委員会で正式に登録される見通しとなりました。一方、世界自然遺産の登録を目指す奄美大島や沖縄本島の北部など4つの島については、内容の本質的な見直しを求める「登録延期」を勧告し、登録は厳しい見通しとなりました。

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