小池知事の入札制度改革「1者入札の中止」取りやめ[2018/05/11 19:46]

 東京都の小池知事が主導して進めてきた入札契約制度改革で、参加業者が1者の場合に入札を中止する「1者入札の中止」は取りやめられることになりました。

 入札契約制度の改革は小池知事の主導で始まり、去年の6月から参加業者が1者の場合には入札を中止するなど新たな制度が試行されてきました。しかし、試行後に入札不調の割合が増加し、専門家や業界などからは「工事が遅れかねず、抜本的に再考すべき」との声が上がっていました。こうしたことを受け、小池知事は11日の会見で、本格実施の際には「1者入札の中止は行わない」ことを明らかにしました。都議会の自民党は「結局は元に戻しただけ」「これまで多くの時間と労力が浪費された」などとコメントしています。

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