「輸入はしか」空港職員など予防接種の推奨強化へ[2018/05/12 00:05]

 厚生労働省は海外からのいわゆる「輸入はしか」の感染拡大を防ぐため、空港や医療機関などの職員に予防接種の推奨を強化する方針を明らかにしました。

 はしかは感染力が強く、今年3月、沖縄県を訪れた外国人から感染が広がり、なかには医療機関でうつったケースもありました。ただ、厚労省の現在の予防ガイドラインにはこうした輸入症例への対策が記載されていません。11日の専門家会議では2020年の東京オリンピック・パラリンピックなどに向け輸入はしかが拡大する恐れがあることなどが指摘されました。厚労省は、外国人渡航者と接する機会の多い空港や医療機関などの職員に予防接種の推奨を強化することなどを新たにガイドラインに盛り込む方針です。

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